トライウォール製の家具Danbaul×Styleが生まれるきっかけは、「棺」からでした。
しかし、それは諸事情ありで実現化出来ずに、同じ素材トライウォールを用いた家具の開発へと繋がり、昨年より開発者のALPH-DESIGN 三原 宏樹 さんとウィルライフでDanbaul×Styleの事業をご一緒させていただくことになりました。
同じコンセプトで、シンプルデザインで、組立式で、ローコストの棺のデザインは出来ないですか?と三原さんに打診したところ、あっという間に出来上がり、試行錯誤する中で試作品がいくつか出来、実用化できることを確認。
その中の一本を三原さんにお送りさせていただきました。
その棺のことを知っていた施設の方が、Danbaul×Styleから生まれた棺を使って施設の入居者をみなさんでおみおくりをしたいのでと、三原さんに連絡。
ウィルライフには実際に利用するときの注意点についての相談が入りました。
その後、施設の方がDanbaul×Styleの棺を引き取りに来られ、みなさんで寄せ書きをしたり、千羽鶴を一杯入れ、翌日無事に施設から「おみおくり」ができた報告と写真を送っていただきました。
なによりも最初の一本を、開発者の三原さんの地元で、理想の形で使っていただけたことは、私たちとしてもうれしく、感謝でいっぱいです。
Danbaul×Styleの棺は、「オメガ / OMEGA」と名付けました。
「Ω(オメガ)」とは「A(アルファ)」から始まるギリシャ語アルファベットの最終文字であり、「最終・究極」という意味もあります。
エコフィン「オメガ」は、エコフィンの最も進化した棺としてまもなく本格的にデビューいたします。
ALPH-DESIGN 三原さんのブログから、あたたかなお見送りの様子を紹介させていただきます。
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2018.05.11
沢山のありがとう、感謝の寄書きに囲まれて!御葬儀
Danbaul×Style棺を実際に使われた施設での御葬儀です。
佐賀長崎街道沿いの老人ホームお伊勢茶屋でお世話になりました、社会福祉法人みんなのお世話さまより情報の御提供を頂きました。
段ボールの棺には沢山の寄書きが書き込まれました。
棺の中は、御遺体を埋め尽くす様に沢山の折り鶴が添えられています。
最後まで寄り添って頂いた故人のご家族や施設スタッフの皆様に囲まれて、”おくり”が行われました。
環境に優しく、心温まるこの様な葬儀は、送られる本人が望んでも実現が難しい時代です。
人生の終わりを、シンプルにお金を掛けず、最後まで寄り添って頂いた人達に見送ってもらえる。
このような葬儀の在り方が増えて欲しい!そんな思いを込めて公表させて頂きました。
故人様の御冥福を御祈り申し上げます。