トライウォール『エコフィン生命の森』を育てる、植林の担い手セレンゲ県の森林・動物センター所長のジャムスランさんは、30年以上にわたって植林を続けている、この世界のエキスパートです。いままで390haに約100万本の植林を行っています。モンゴルでは1985年、1989年、1992年、1996年に大火災があり、とりわけ1996年の森林火災は規模が大きくモンゴル全体で約236万ha(1996年、国防省公安局調べ)の森林が被害を受け、トジンナルス(国の保護地区)でも森林の約70%(32,000ha)が被害にあいました。ジャムスランさんはこのトジンナルスの森林の完全なる復元をめざしています。エコフィンのパートナーNGOであるGNCとともに、2004年から新規の植林プロジェクトを始め、2004年から2006年で50ha, 15万本の実績を残しています。
エコフィンでは、2007年よりGNCに委託して、ロシアの国境に近いトジンナルス国立公園のめぐまれた生態系のなか、動物たちや人間に脅かされることがない環境の中で確実に育ち、黄砂を防ぎ、水源を守る植林を行ってまいりました。今後もトライウォール『エコフィン生命の森』として、この活動を継続して参ります。
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植林できるのは毎年4月〜5月 |
苗木畑。 |
エコフィンの植林地。 |
植林された2年目の苗木。 |
5年目の苗木です。 |
8年目のアカマツ。 |
20年目のアカマツ。 |
40年目のアカマツ。 |
100年目のアカマツ。 |
エコフィンのパートナーNGOであるGNCでは、モンゴル国立大学のブランチであるエコロジーエデュケーションセンターとコラボレーションし、敷地内に2006年に0.9haの公園を完成しました。この公園の特徴は、ウランバートル初の試みであるモンゴル固有の樹種だけを28種類を集めて植林したこと、固有の樹種だけを668本植林しました。この公園は学生たちにエコロジーの大切さを教える教育の場所として活用されています。また、GNCとエコロジーエデュケーションセンターは2000年〜3000年前に絶滅したモンゴリナラの復活をめざして、日本からモンゴリナラの種を取り寄せて、苗木づくりを始めました。30本発芽して、現在17本が育っています。将来、モンゴル国にモンゴリナラの森が復元することを願っています。
GNC(Global Network for Coexistence)は、「人と人の共存」「自然と人の共存」「過去・現在・未来の共存」の”3つの共存”をテーマに、1997年から活動を続けている NGO(非政府組織)です。