国内最大級のオーガニックの祭典「第3回オーガニックライフスタイルEXPO」が、東京国際フォーラムにて9月22日(土)・23日(日)に開催されました。
日本全国からオーガニック関連の企業や生産者、専門家が一同に介するこのイベント。
新鮮な有機野菜やオーガニック食材、エシカルコスメ、雑貨やオーガニックコットンの布製品、国産材の家具などなど、、、
「見て、学んで、美味しくて、お買い物ができる」とあって、今年も地下のひろい会場は隅から隅まで大賑わいでした。
昨年の来場者数は約2.5万人と聞きましたが、今年はさらに超えていたのでは。
ウィルライフでは、第1回目より出展されている~自然に人にやさしいお葬式~を提案する「Natural×Funeral/ナチュラル フューネラル」様のブースにて、今年もお手伝いさせていただきました。
普段から素材や製法・産地を知り、身体にも地球にもやさしい選択をしている方も、こと「お葬式」となると突然のことで選択肢なく終えてしまいがち。
そこで「ナチュラル フューネラル」では、間伐材などの国産材や紙製の棺エコフィンを始め、返礼品にオーガニック食品やタオルなどのアイテムを揃え、また収益の一部は社会的問題に取組む団体へ寄付するなど、未来へとつながるお葬式を提供しています。
返礼品として用いられているギフトの一つ「はぁもにぃ養蜂部のはちみつ」をご紹介しましょう。
千葉県上総地方で次世代につながる環境保全型農法を目指すはぁもにぃ養蜂部。
知的障碍・発達障碍特性をもつ部員さんたちが、ていねいに取り組み出来上がった非加熱の完熟はちみつは貴重な自然の恵みを感じます。
個人的におすすめしたい逸品は、ピリッとビタースイートな大人のはちみつ「からすざんしょう」。
特定非営利活動法人はぁもにぃさんのオンラインショップでも購入できるそうです。
今回ウィルライフは、環境への配慮はもちろんのこと、自宅や小さなスペースでもその人らしさがにじむ心のこもったお別れのカタチとして「オルタナ スタイル」の展示を担当。
一般の方がたに「オルタナ スタイル」をお披露目するのは今回がはじめて!の機会ですので、私達も皆さんの反応がどうにも気になるところでした、、、が、
「こういう考え方って素敵ですよね!」
「去年のお葬式のときに、知っていればよかった、、、」
「こんな風なら、寂しくなくていい」と嬉しいお声をたくさん頂き、ひと安心。
Zwitscher Boxから流れる鳥のさえずりと、
オリーブや小バラをアレンジしたグリーンのアレンジメントが、ナチュラル感をさらに演出。
特に、緑の医学に取り組むグリーンフラスコ様とウィルライフで共同開発した100%ピュアな精油を用いた「香りの演出」には、
「グリーンフラスコのサイトで見て、この精油が気になっていた」
「会場内にアロマのブースはいくつもあったけど、この香りが一番好き」と、
グリーンフラスコの人気とその品質の高さを改めて実感する出来事も。
ちなみに今回用意したのは、ハーブとアロマの日本の先駆者グリーンフラスコ代表林真一郎氏が、旅立ちをイメージしてブレンドしたメモリアルアロマ
「聖なる森の香り」。
この特別な香りとセレモニーにおける香りの活用については、ぜひ別の機会に詳しくご紹介いたしましょう!
一般的にはオーガニックと言えば、有機野菜などの食品や日用品をイメージする人が多いかもしれません。
初めて出展したときには、「え?なんでお葬式??」と言う声もありましたが、
「オーガニック」という考え方には、子どもたち、またその子どもたちの未来のために地球環境を守り持続可能な暮らしをめざす、根源的な人としての生き方という視点もあります。
3回目となった今年は「そうよね~、オーガニックって生き方(ライフスタイル)だものね」と、「お葬式」というよりも「暮らしの一部」として「死」を自然なことと受け止めている意見が多かったのは印象的でした。
「このサービスは、私の住んでる〇〇市でも利用できるの??」
「オーガニックの活かし方が、よいポイントになってますね」
なかには、
「今回のイベントでなにがよかったって、この棺を知れたこと!」というお声も頂き、ありがたい限りです。
「出展一覧を見て、一番気になっていた」と、「ナチュラル フューネラル」のブースをを真っ先に目指してくださったという方も。
今回ブース内と、一般社団法人森里海の環境基金様のブースにて、Danbaul×Styleのシェルフやスツールをご利用頂きました。
社会的な課題に取り組むソーシャル企業の一員として、このようなカタチで皆さんとご一緒させていただけるのはとてもありがたいことです。
他の出店企業の皆さんとの交流も楽しく、有意義な2日間を過ごさせて頂きました。
この数年で葬送にまつわる人々の意識も、お別れのカタチも様々に変化しています。
自然にやさしいということは、人にもやさしいということ。
人生の最期のときにも、このような選択肢があることを、多くの方々に知っていただければ幸いです。
会期:2018年9月22日(土)、23日(日)
会場:東京国際フォーラム 展示全ホールE
主催:OFJ(一般社団法人オーガニックフォーラムジャパン)