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循環サイクルを目指す、環境思想。

  • 実は今、日本の森がピンチです。国土の25%もの面積を占める人工林が危機的状況にあります。人工林は森の健康を保つため、定期的に間伐する必要があります。ほうっておくと木は密集し、陽の光をさえぎるようになります。森の中が真っ暗闇になるのにそう時間はかかりません。下草は枯れ土がむき出しになります。雨が降れば土壌が流れ、山そのものが枯れていきます。日本の人工林の多くがこうした状態です。人と森とのサイクルが切れかかっています。もはや一刻の猶予もありません。
  • 私たちの目標はシンプルです。次世代のことを考え、間伐材を利用した棺、エコフィン [ウィル]を中心に、森と人との新しい循環サイクルを構築していくこと。森には人の手を、人には森の恩恵を供給しあえる、つまり持続可能な社会を具現化していくことです。このサイクルを私たちが実現するために重要だったのは、従来の葬送のイメージにとらわれることなく、新しい手法と価値とを発見していくことでした。それが、棺のデザインになりカーボンオフセットの利用につながっています。地球にやさしいことはもはや当たり前になりつつあります。大切なのは、人と森の双方から目をそらすことなく、新しい時代に必要なスタイルやデザインを追求していくこと。エコフィン [ウィル]のWiLLが、わたしたちの未来(WiLL)であるために。

サステイナブルモデル(エコフィン循環サークル)

ecoffin[WiLL]は
四万十ヒノキの間伐材でできています。

  • エコフィン[ウィル]の主材は、日本の最後の清流、四万十川上流にあるモア・トゥリーズの森で育ったヒノキの間伐材を集成材にしたものです。恵まれた環境で育ったヒノキは、質もよく香りも上質。もともと、ヒノキは木材の中でも世界最高級を誇ります。中でも四万十ヒノキのブランド価値は貴重だと言われています。もちろん、間伐材だからといっても品質は変わりません。森への貢献と、故人の尊厳を表現するのにまたとない素材なのです。

ecoffin[WiLL]は
ハイブリッド化することで実現しました。

  • これまで、間伐材はサイズにばらつきがあり使いにくい素材と言われてきましたが、集成材に加工したことで課題をクリアしました。さらに、棺全体の芯材に環境にやさしいトライウォール製「Bi-Wall・Pak」を使用することで、強度を保ちながら軽量化を実現しました。従来の天然ヒノキ棺と比較すると、重量では1/2以上の軽量化に成功、燃焼時間も短縮されるなど、あらゆる面でメリットが生まれています。

ecoffin[WiLL]は
200kg-CO2をオフセットします。

  • 葬送の規模に関わらず、排出されるCO2は約200kg。エコフィン[ウィル]は地球と人の未来を考えて、森林再生の活動を促進するモア・トゥリーズと連携し、このCO2をオフセットしています。カーボンオフセットとは、私たちがどうしても排出してしまうCO2(二酸化炭素)を、植林やグリーンエネルギーなどによってオフセット(相殺)することです。棺も、葬送も、これからは環境に配慮するのがあたりまえの時代です。

more Trees

  • モア・トゥリーズとは、世界的音楽家である坂本龍一氏の「もっと木を」という呼びかけでスタートした活動です。木をふやし、健全な森をふやし、森が吸収するCO2をふやすことを、また森が本来抱えている保水力や生物多様性をはぐくむ力を回復することを、さらには森や水や太陽のめぐみに由来する自然エネルギーに依拠する社会の実現にむかうことをめざしています。
  • http://www.more-trees.org/

Produced by WiLLiFE K.K. WiLLiFE K.K. is part of Tri-Wall K.K. Group.